東日本大震災発生当時の出来事
地震発時にできたこと
2011年3月11日14時46分 私は幼稚園から帰った下のムスメと2人で自宅にいた。
それまで生きてきた中で経験したことのない揺れがきて、あわててムスメを家の中で比較的安全な所へ連れて行った。
揺れがおさまると同時にTVをつけた。震源地は太平洋側だった。
日本海側に住む私の自宅内では、棚の写真たてが倒れたりしただけで大きな被害はないようだったが、太平洋側の揺れは もっともっと大きなものだった。
すぐに家族の安否を確認した後、電話は繋がりにくくなった。
各地で停電が起き、TVで情報を集めることも出来ないところも多くなり、唯一、繋がっていたのはインターネットだった。TwitterやFacebookで安否確認したり、情報を集めている人が大勢いた。
買い物も出来ず、移動も困難
地震による影響で、スーパーやコンビニには商品が並ばなくなった。断水も起きている地域もあり、水は一番に売り切れていた。トイレットペーパーやティッシュペーパーを買いだめしている人もいた。
ガソリンや灯油も入って来ないことがわかると、開いているガソリンスタンドには長蛇の列ができた。3月の東北はまだまだ寒い。暖房にはファンヒーターを使っている家庭が多く、ポリタンクを持って歩いて買いに行く人もいた。
誰もが不安になってニュースの報道に過剰に反応していた。
避難場所の確認と防災グッズの必要性
防災マップ
これまでも、水害の危険地域や避難場所などが記された防災マップはありましたが、さらに詳しい情報を載せた防災マップが市から配布されました。折りたたむ形の紙製だったので、防災グッズと一緒にいれてあります。スマホの充電が出来なくなった時のことを考えれば、紙製で良いのですが、アプリもあったらもっと便利だと思いました。
東日本大震災を経験するまでは、地震が来ても様子を見て、揺れがおさまったら日常へと戻っていたけれど、地震だけでなく、いつ大きな災害に巻き込まれるかなんてわからない。
最低限の情報は知っておきたいものです。
防災グッズ
家にある防災グッズを見直してみました。
- 現金
- 乾電池
- 携帯ラジオ
- ポリ袋&ゴミ袋
- 軍手
- 懐中電灯
- アルミシート
- ロープ
- タオル
- ホイッスル
- 衛生用品
- 筆記用具
- 雨具
- 非常食
- ライター
水は袋には入れず、台所に常備してあります。
必要最低限は揃っていると思ったのですが、ヘルメットや簡易トイレも必要だし、ラップや紙製の食器があれば便利だと知りました。今では消毒液とマスクも必需品。高齢者や乳幼児がいる家庭であれば、もっと必要なものが増えます。
バックは両手が開くようにリュックサック型のものをおすすめします。
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防災グッズをクローゼットや押し入れに入れているご家庭も多いのではないでしょうか?しかし、災害がおきた時に押し入れから出すのは困難です。すぐ持ち出せることろに置きましょう。
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背負うのも、なかなか重いのでキャリータイプになるものもおすすめです。
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これから・・・。
東日本大震災から、もう○年・・・。まだ○年。
未だ仮設住宅での避難生活を強いられている人もいるのだから、感じ方は人によってそれぞれだと思う。
3月11日が来るたびに防災グッズを見直すようになったのは最近になってからです。以前は忘れた頃に「何が入ってたっけ?」という感じで見るので、毎回非常食の消費期限が切れていました。
9月1日は防災の日ですが、どうしても忘れがちなので、忘れることのない3月11日になりました。
あの震災を経験し、その後、夫の死を経験し、「生きていること自体が奇跡」と感じるようになり、ムスメが学校に行かなくなって、少しは悩んだ日もあったけれど、「不登校だとろうと何だろうと生きていてくれればいいと」思えるようになりました。
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