中学2年生の冬から学校へ行けなくなりました。
不登校の中でも中学3年生という時期は、「進路」を考えなければならない分岐点となり、いろいろな問題が出てきて不安や焦りが大きくなります。
現在進行形の中学3年生の不登校について書いていきます。
不登校になる理由やきっかけは、それぞれ
いじめなどの明確な理由がある場合は原因がはっきりしていますが、本人も「よくわからないけれど学校に行きたくない」ということもあります。ストレスから体調を崩すこともよくあるようです。
うちのムスメは、体調を崩したのがきっかけでした。
病院の診察結果は「起立性調節障害を起因としたもの」。原因が起立性調節障害だけでなく、他の要因もあるのです。
中学2年の3学期からは、週1回2時間だけ授業を受けるという、ほぼ不登校の状態。
新学期になってクラス替えもあるので、気分も変わるかもしれないという希望を持っていたのですが、春休みに入る前から、コロナウィルスの感染防止のため休校となり、そのまま春休みに。
新学期の再開も5月下旬からとなり、約3ヶ月という長い期間を自粛生活として完全に家で過ごすということになりました。
新学期が始まり、初めの1週間ほどは、クラスメートと同じように5・6時間の授業を受けてきましたが、次の週からは、早退・欠席が続きました。
その後、とうとう週1回の登校すらもキツイと言い出しました。
中学3年というデリケートな時期、これからの進路も考えながらムスメと話し合い、まずは体調を良くすることを優先することにして、また学校へ行かないことを選択しました。
中学3年生の不登校ならではの不安と悩み「進路と受験」
小・中学校は、不登校でも問題なく卒業できるか
不登校になり始めたとき、担任の先生から、「授業に出ない分、どうしても成績は下がるが、問題なく卒業できるし、受験も出来る。」と説明がありました。
義務教育の場合は、出席日数が少なくても問題はないし、成績が悪くても卒業は出来ます。
ムリに学校へ連れて行くことは必要ありません。
成績が下がってしまう
成績が下がってしまうと、希望する高校への進学が難しくなるという心配があります。
塾に通う・家庭教師をつけるなどの方法もありますが、ムスメはどちらも嫌がりました。
自分で勉強していくしかありません。
ムスメと一緒に勉強方法を考えていこうと思います。
高校への進学について
中学3年生という時期の不登校には、必ず「高校受験や進路」についての不安や悩みがつきまといます。
不登校の子を持つ親としては焦りを感じますが、一番不安なのは本人です。
ただでさえ不安になっているムスメに「進路はどうしたいか」を聞いても、やはり前向きな答えは返ってきませんでした。
将来、普通に就職することを考えると、高校は出ておきたいと思うもの。
親からしてみても、高校までは出してあげたい。「中卒」ということで苦労はさせたくない。
しかし、無理して高校へ通うことは、子供にとって本当に良いことなのか・・・。
◆高校の種類◆
全日制高校・・・平日の昼間に授業がある
定時制高校・・・夜間、または午後から授業がある
通信制高校・・・スクーリングという月数回の登校と自主学習
ムスメが行きたい高校は、全日制の高校です。やってみたい学科があったようです。
しかし、通えるのか不安だという本音もあるよう・・・。
定時制でも「通う」ことは必要になるので、通信制高校を勧めてみました。
近くにある高校で、全日制と通信制がある学校です。全日制としては偏差値の高い学校ですが、通信制の場合、学力試験がなく、中学校が作成した調査書での選考でOKでした。
週1回のスクーリング(登校日)がありますが、それ以外は自宅で勉強できます。
選考の仕方は、学校によって違うようです。詳細は行きたい学校のHPや電話で問い合わせましょう。
受験のための勉強
中学2年の時は、学校の時間割に合わせて自宅で勉強し、勉強した内容をファイルにまとめ、週1回の登校の際に担任の先生に確認して頂いていました。
週1回の登校も難しくなった現在
✅50分×1日4教科・・・月曜日~土曜日
✅50分×1教科・・・日曜日
国語・数学・理科・社会・英語の5教科のみを週に5時間ほど勉強することに決めました。
テスト近くになると、5教科以外の教科も少し勉強します。
自分の学力を知るためにも、定期テストだけは受けに行きます。
もし、体調が良くなり、希望する全日制の高校へ行きたくなった時、受験するという選択肢も残しておきたこと。
通信制高校を選んだ時、「自主学習」という習慣が身についていれば、スムーズに勉強できるという理由です。
まとめ「みんな違ってみんないい」
中学2年生の3学期から始まった不登校。
まだこれから、どうなっていくのかは本当にわかりません。
通信制高校が存在することを知ったムスメは、少し気が楽になったようですが、まだまだ不安は残ります。
希望する全日制の高校への進学する夢も完全に捨てたわけではありません。
ムスメは、多分、普通に学校に通っている子供たちより、大変な道を選んだのかもしれません。ただ、昔と違って多くの生き方を選ぶ事ができる時代です。
その時その時、判断していくことで生き方は変わっていくのだから、遠回りだろうが、間違いだろうが、自分の納得した生き方をしてほしい。
親はそれを少しだけ手伝い、見守るしかありません。
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